掲載情報

【2019年】

 

3月12日

読売新聞に代表・三宅のインタビューが掲載されました。

 

3月13日

NEWSつくばに上原のインタビューが掲載されました。

 

【2018年】

 

4月

筑波大学新聞に講演会「東日本大震災から5年10ヶ月〜今できることを考える〜」の様子が掲載されました。

 

3月11日

茨城新聞に交流会の様子が掲載されました。

 

【2017年】 

 

9月27日

「えがお咲く!春のつくしま交流会2016」がT-ACT特別賞を受賞しました。

 

2月25日

常陽新聞に交流会の事前告知が掲載されました。

 

【2016年】 

 

3月2日

毎日新聞に掲載されました。


2月3日

東京新聞に掲載されました。


2月~

常陽新聞『4年~筑波大生が見た東日本大震災~』連載開始


【2015年】 

 


11月26日

茗渓会賞を受賞しました。

 

11月11日

つくばアクションプロジェクト(T-ACT)優秀賞を受賞しました。

 

【2014年】

 

10月11日

NHKに取り上げられました。

 

9月5日

読売新聞に掲載されました。

 

8月26日

福島民報に掲載されました。

 

2月4日

東京新聞・茨城版に掲載されました。

 

【2013年】

 

11月17日 

毎日新聞・福島版に掲載されました。

 

11月24日  

 毎日新聞に掲載されました。

茨城新聞に掲載されました。

東京新聞に掲載されました。

 

7月8日

茨城新聞に掲載されました。

 

5月24日 
NHKに取り上げられました。

4月1日 

東京新聞に掲載されました。

「Tsukuba Communications」に掲載されました。

3月12日

NHKに取り上げられました。


3月9日

毎日新聞に掲載されました。

茨城新聞に掲載されました。

 

3月8日 

つくばアクションプロジェクト(T-ACT)特別賞を受賞しました。

 

1月29日

茨城新聞に掲載されました。

 

1月28日

毎日新聞に掲載されました。

 

1月6日

三陸新報に掲載されました。

 

【2012年】

 

12月17日

毎日新聞に掲載されました。

茨城新聞に掲載されました。

 

12月11日

茨城新聞に掲載されました。

 

12月10日

毎日新聞に掲載されました。

 

11月24日

茨城新聞に掲載されました。

 

2011年11月号のSTUDENTSに掲載されました。

(16,17ページ)

 

10月10日

毎日新聞に取り上げられました。

 

10月9日

茨城新聞に取り上げられました。

 

9月9日

毎日新聞に取り上げられました。

 

8月25日

茨城新聞に取り上げられました。

 

8月10日

茨城新聞に取り上げられました。

 

6月17日

茨城新聞に取り上げられました。

 

6月13日

筑波大学新聞に掲載されました。  

 

6月10日

NHKに取り上げられました。

 

【2011年】

気楽会とのやりとり

気楽会(気仙沼を楽しくする会)の方と、ディスカッションで出た案を元に意見交換をしまた。

 

そこで話し合われた内容を議事録にしましたのでご覧ください。

 

 

便宜上学生側を青、気楽会を赤で示しています。

また、個人名は伏せさせていただきます。

 

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学生司会:そろそろ始めます。気楽会の方、びしばしお願いします。

 

気楽会代表:この中で気仙沼に来たことがある人は何人いますか?8人だね。なるほど。半分くらいは気仙沼に来てお話を聞いたと。

今の話合いは行った人が中心となって、感じた問題点、こうなったらいいんじゃない?というのをうまく共有して話したんだよね?どういう話をしたのか簡単2~3分で説明してください。

 

学生司会:気楽会に知りあったきっかけ、今の気仙沼の状況、漁業や観光などの問題点について調べたことも含め話した。震災前後でどう変わったかとか。そのくらいです。

 

気楽会代表:はい、ありがとうございます。

気仙沼には、水産業を統括している漁協がある。父が統括しているその息子を連れてきたから。漁業に関しては彼から、感じたことをしゃべってもらいます。

 

気楽会A:こんにちは。さっき半分くらいは気仙沼にいらっしゃったということで、これから話すことも半分くらいは聞いたこともあるかもしれない。

 

先ほどの話で、新しい漁業の話・付加価値をつけるという話を聞いたが、漁業と水産業とういのがあって、その二つは違うもの。気仙沼だけを考えると漁業のイメージは、魚捕ってくることだろう、だけどそれより多くのたくさんの人が加工・販売して生活している。


今回震災で被害があったのは漁業もさることながら水産業も大きくダメージを受けた。漁業と水産業すべて足並みそろえて復興していかなと、難しい部分が大きい。

 

例えば気仙沼の魚市場は最近カツオやサンマの水揚げがあったけど、内陸にあった冷凍・加工施設が復旧していない。すると、魚とっても売れない、保存加工ができない。つまり漁業者にメリットがないから水揚げできない。だから、漁業+水産業で考えてほしい。水産業はわかりづらいだろうが。


先ほどの、ネットを通じて生産者と消費者をつなぐ、ディスプレイ案はいいと思う。吉祥寺の商店街で同じようなのがあって、魚屋さんにカメラがあって、北海道の魚の問屋とが映像つながっている。そこでは注文もできる。これは教育いう意味でこういう人が取ってるんですよ、とか魚のことだけでなくいろいろ知ってもらうという意味でもいいよね。


その次に付加価値について、復興というキーワードと、海の幸山の幸という話がでたが、いいと思う。これは復興というキーワードは、私たちも考えていて、100のもののうち1円は募金・復興につながるとかしたらいいよね。まだ作れてはいないが。

 

しかし、いかに高く売るかという話になるが、重要になのは漁業者が直接売ってるわけじゃない。船で魚をとって、漁協に渡り、問屋から問屋、おろし、市場などを経て店頭という流れがある。その中に様々な業者があり、既存の流れがありその中で10%募金にすると90%に悪影響になる。

だから、漁業者も頑張るが、流通、小売の人の協力・理解も必須だよね。

 


学生司会:ありがとうございます。参考になります。何か感想などある人はいますか?

 

学生A:関係ないんですけど、・・・気仙沼ではマンボウ食べるんですよね?

三重県にマンボウの町があるんですけど、矛盾っていう番組知ってます?そこと矛盾で戦ったらいいんじゃないかなと。

気楽会A:おもしろいですけど、マンボウ対マンボウになっちゃうじゃんか。

学生A:すいませんこんな・・・

気楽会A:いえいえ面白いと思う。マンボウ祭りとかね。

 


気楽会代表:ではですねー、お茶屋の息子が話したいと。自称浅野忠信に似てるという。

気楽会B:こんばんは。僕はあのー、美術を専門でやってました。アイデアを聞いたんだけど、実際、ちょっと、現実的な問題で、

頭が固いんじゃない?そういうのは若い人達でなくとも出る案なんだよね。突拍子もないものはないのか。

 

今の気仙沼の状況を踏まえると、現実的なことになって、どこでもできそうな考えになるけど、突拍子もないことを話してほしい。


学生司会:あー、はい。。。みんな固くなっていました。

 


社会人A:産総研のものです。突拍子もない話についてで、学生も考えづらいと思うのでー、あのー、考える時に短期と長期で分けるのはどうですか?

気楽会A:そうですね。いいと思います。先ほどの漁業の話は長期的な話、根本的な問題。できたら短期で話してほしい。まずできることを。短期、来春スタートするようなのを。

社会人A:ありがとうござます。


 

学生B:こんにちは。以前はお世話になりました。先ほどの問屋、おろしの協力も必要になってくると。そうすると情報発信が大事だと思うんですけどー、その手段の一つとしてサブカル的なもの、映画とか漫画をつくっては?

気楽会A:面白いと思う。漁業は船の上で命をかけているから、面白いドラマはたくさんある。たとえば農業題材はいっぱいあるが、漁業はない。漁業にフィーチャーしてくれたらなと思う。漫画とかいいよね。気仙沼をテーマにしたやつ。説教臭いやつじゃなくて海に生きる人のドラマとか。

学生B:できたら、魚が食卓に並ぶまでみたいな漫画とかいいですよね。素敵だと思います。


 

学生C:こんにちは。Tsukuba for 3.11の代表です。突拍子もないというとこで、面白い街について、SNSが最近若い人にはやっているが、SNSを使って気仙沼の人みんな、高齢から若者までネットで情報発信していくのはどうでしょう?


気楽会代表:うん。いいと思う。市民が日々のことを発信し続けることによって、いろんな世間の注目、それがこの人はどうなんだろうあの人は、などストーリーは生まれると思う。

学生C:メディアに載るということで情報発信して、知ってもらう足がかりにしてもらえると。おじいちゃんおばあちゃんがfacebookを使っているとおもしろいんじゃないかなというとこで提案させていただきました。


 

学生司会:じゃあそろそろ観光の話を・・・。

気楽会代表:はい。観光と言えば、勝手に観光大使を名乗っています。要は、観光はどうやって人を呼ぶか。

東海東南海の人が来て、被災地から何か学ぶ、人の営みを見るツアーみたいに被災地を利用して集めるのがポイント。もともと気仙沼は水産と観光が2大産業。しかし、観光は、現状としてホテルがほぼない。あるいは食というとこも気仙沼本来のものは出せない。景勝地もアクセスの問題があったり、JR10年計画とかで、観光地として呼ぶには、1~2年では復興しない。


ただ、1016日にぼくたち気楽会のツアーでは頑張っている人や商店をまわった。ざっくり言うと被災地ツアー。ぼろぼろの気仙沼だけど人・商店にスポットをあてて、知ってもらうそして人と触れてもらうツアーをやった。人・お店のファンになってもらう。

茨城でいうと、気仙沼は関東では放送されない。放送されるのは放射能とか。しかし、気仙沼は劇的に復興しているというのはまずない。見に来てくれた人はわかるけど、まだまだ。気仙沼は困っている。


さっきの漁業と同じだけど、できれば突拍子もない話を期待している。めちゃくちゃだけどおもしろいやつ。なんかのついでに気仙沼にくるようなものじゃなく、これがあるから気仙沼行きたいよねという、クリティカルヒットするやつ。

 

 

学生A:不謹慎発言するんですけど、あのですねー、はっきり言って、ビルに船がささってたりするじゃないですか?それはすっごいシュールなんです。それを利用して、アーティストとコラボしたらどうか。5階に船が刺さっているとかシュールでいい。


気楽会代表:気仙沼ではちょうど、津波の怖さ・痕跡をどう伝えていくかということを考えている。全てをきれいに戻すんじゃなくて、もしかすると一番人や建物を壊していったでかい船を残して、メモリアルパーク化して、復興公園にしようという動きがある。ップロジェクトとして動いている。船・がれきとか来た人がひどさを感じれるようなものをつくる、残す・伝えるという活動は専門家が一生懸命やっている。


学生司会:チンポムというのをご存じですか?いたずらアートみたいなやつだよね?

学生A:おもしろくというか、そのままじゃなくて、シュール・・みたいな芸術作品が町にあったら人がくるかも。

気楽会B:それはいい。わかりやすい。今はなされたことは大事なこと。震災直後、早い段階でメモリアルの動きはあった。もの、話、写真、映像、いくつも手段はあるけど、だけど、つらいものだけでは行きたくないという人もいる。という意味で、町にどでかいアートがあるということに賛成。


学生A:ありがとうございます。もうひとつ案が。打ち上げられた船を店舗とかホテルにしては?

気楽会B:いいですね。以前から気仙沼では、解体待ちの船がいっぱいあった。壊すにはもったいない。それをレストランにするとか。演劇や映画館・ホテルなどにね。いい話なんだけど、なかなか実際は実現には至っていない。

気楽会代表:その船はー、地元の人には嫌な物でもある。実現メリットもあるけど、そういう人も気にしながらやれるといいよね。

学生A:ここで出す案はカスでも不謹慎でもいいんですね。

気楽会代表:そだね。こんなんじゃまだ不謹慎には入らないよ。許容範囲。

 

 

学生D:観光について。気仙沼と西日本の人が一緒に旅行するのはどうでしょう?被災地ではなく例えば北海道とかに。そこで震災のことを話しつつ旅行する。その後気仙沼に呼び込めたらいい。呼び込むことを前提じゃなくて。気仙沼の人のリフレッシュにもなる。

気楽会B:行きたいですねー。体験伝えに行きながら、リフレッシュもできる。素晴らしいアイデアですね。こっちにはそれ参加したい人たくさんいると思う。

 

 

気楽会代表:じゃあですねー、ぼくらは、毎週気楽会とNPO,NGOの人とで復興について語っている。ではその中の人に、話を聞きましょう。


気楽会C:こんばんは。JVC(日本国際ボランティアセンター)の者です。学生の何人か、ボラに来てくれてありがとう。議論してくれてありがとう。

先ほどから現地の人の言う通り、現実論抜きにして、突拍子もない話を気楽会に出せば、100個に1個くらいいいのがあるかもしれない。現実を離れて常識にとらわれずに話てほしい。今日みたいなのがまたあるのを期待している。寒くなるが、冬に負けずに気仙沼に来てください。お待ちしてます。

 

 

気楽会代表:次に地元の新聞記者。もみあげが長いよ。

気楽会D:こんばんは。記者してます。震災後に毎日活動しているが、やっぱり、同じ地元でも温度差を感じている。

早めに家を見つけた人とか仕事ある人は突っ走っている。しかし、職をなくした人は市内で8千人近く。加工場もなく働く先がない、12月で雇用保険も終わっちゃう。どうすべきか本当に困っている。全国の方にお願いいしたいのは、企業に被災地でビジネスをやってもらえれば雇用がうまれていい。工場とか。そのビジネスモデルを学生に期待している。斬新なアイデアを。

 

 

一ツ橋大4年:初めまして。大学生という視点でやってほしいのは、地域づくり、町づくりをしっかり勉強してほしい。突拍子もないって話がさっきあったけど、大学生ってのは現実を見ていかにそれを解決していくかを求められ得いる。そのために、日本の成功事例を学び、突拍子もないものとくっつけてほしい。ボラは被災地にいて学ぶ時間がないから、みんなにおねがいいしたい。文理両方の視点と気仙沼の視点を足すといい。以上です。

 

 

気楽会E(地元の病院事務):こんばんは。お話を聞いていて、いろいろでてましたけど、つまるところ、こんな町だったら住みたいというのをほしい。今人口の流出という問題がある。そこで住みたくなる街というアイデアを。今後もアイデア期待しています。

 

気楽会代表:という感じでですね、こちらとしては、こういういろいろな現状があって、きっかけで気仙沼のことを筑波大のみんなが考えてくれるというのが、ぼくらは本当にうれしい。

 

 

学生D:こんばんは。さっきの突拍子もない話で、アイロンがけ大会はどうか。エクストリームアイロニング。変なとこでアイロンがけをするのが世界規模で開催されている。世界で今一番やばい場所はそこじゃないですか。ここでもアイロンがけできるんだっていうので。詳しいことはググってください。

気楽会代表:・・・なるほど、そういうの大好き。

 


学生司会:ありがとうございました。では最後に一言お願いします

気楽会代表:だれか話す?


気楽会A:被災地ボラに接してて思うのは、被災地は他にもいくつもの地域がある。今半年以上たってるが、助けたいって思いが強い人ほどショックをうける、下調べをたくさんしても現実とのギャップがある。そういうショックを受ける人が多い。時間と機会、お金があれば近いとこでいいから被災地を見てほしい。実際に困っている人に会ったり。そうすると良いアイデアもうまれるんじゃないかなと。以上です。


気楽会代表:だそうです。その先になにがあるのかとか、例えばその、困ってる人を助けたいってのはまずあると思うんだけど、どちらかっていうとそのー、

つながりの仲で、これから将来すごく、生きていく上の大切さみたいなのが見つかって、共有できるチャンスじゃないかと。

筑波の学生が、被災地に触れることで、いい社会人、広い視野をもった人になるための何かを生み出していければなと。

 

ぼくたちは今被災地で生活していて、だけどあんまり、変わらないというか。むしろそういうつながり、どんだけ周りを笑顔にできるかが重要なんじゃないかな。

 

それこそ不謹慎かもしれないけど、楽しみながら、楽しみを作りながらやっていく方が、助けたいとか役に立ちたいよりも気が楽というか、やりやすいんじゃない?

 

僕たちも気楽会という名、メンバー、規約もないしね。自分達が楽しむために集まったサークルです。ただ、楽しむためには、街づくり、仲間づくりというとこでの経験、達成感などを活動の根本、エネルギーに変えている。だからみんなもに笑顔が、気仙沼、東北、日本広がるような流れをつくっていってほしい。


今日は一日、長い間ありがとうございました。

 

 

拍手

 

学生司会:来週、56日に気仙沼行きます。

気楽会代表:うん、現地来たらですね、カメラごしでは伝わらないぼくらの、意味のないくらいの情熱をお伝えします!!スイッチをつけてあげます。現地得点満載で。楽しみにしていてください。

 

 

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熱いメッセージでした。文面からはわかりづらいかもしれませんが、気楽会は本当に熱い人が集まっています。

 

また、頭が固いという指摘を頂けたのもよかったと思います。

今後改善して、学生にしか出せないような考えを気楽会に提案したいと思います!!